Friday, October 8, 2010

ああ・・・またEXPIRE

よーし今日は楽しく頑張るぞ~って仕事に行ったら、担当の患者の病状が悪化していた。いきなりドタドタで始まった1日だった。血液に酸素がまわらず、昨日の夜中、急遽、Endotracheal Tube (日本語でなんて言うのか・・・調べておきます)を差し込んだとのこと。で、血圧も下がり初め、薬で血圧保持。あたふたした挙句、家族の方から呼吸器を止めて欲しいと言ってきた。Life Support Withdrawalって言うんだけど、呼吸器や薬を使って生き長らせるのを止めるってこと。状況から言って家族に賛成だった。年齢的にもとても持ち返せるとは思えない。

呼吸器を止めて4時間後に患者はEXPIRE・・・。心臓の音のしない人の身体ってのは何度見ても悲しい。それを魂って呼ぶのか、命って呼ぶのかは分からないけど、人が「もの」に変わってしまう瞬間がある。それは心臓の動きを記録するEKGのモニターが一直線になる時だ。それまでは1秒ごとに山を描いていたのが、2秒ごとになり、3秒ごとになり、最後に一直線になる。

そして全ての音が身体から消え去ってしまう。呼吸の音、鼓動する音、胃袋の音。聴診器からは静寂だけが聞こえてくる。

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